「無視」はいけません。まずはっきりと「No」を伝えて、被害の証拠を集めておきましょう。
ネットストーカーはどこからが犯罪になる?
ネットストーカー(Netstalker)とは、ネットを使って、またはネットの機能を悪用して、特定の人物にしつこくつきまとったり、個人情報を集めてネット上で公開したりする困った人の事を言います。
ストーカー規制法という法律で、なにがストーカー行為なのかは決まっていて、以下の8つが挙げられています。
- つきまとい・待ち伏せ・押し掛け・うろつき等
- 監視していると告げる行為・・「いつも見ているよ」「近くにいるよ」などの言動や投稿
- 面会や交際の要求
- 乱暴な言動
- 無言電話、連続した電話・ファクシミリ・電子メール・SNS等
- 汚物等不快感や嫌悪感を与えるもの送付
- 名誉を傷つけるよう会話やメール
- わいせつな写真やメールなどで性的しゅう恥心の侵害
しかしこれらのことは、普通の人間関係や恋愛のもつれでも発生しそうなことです。
だから、ストーカー犯は「私は自分気持ちに忠実なだけで、なにも悪いことはしていない」と開き直ってしまいます。
そこで警察では、「迷惑行為が繰り返して行われること」「身体や住居等の安全や平穏、名誉が大きく害されるか、行動の自由が著しく害された時」は犯罪として、取り上げるしています。
ネットストーカーに会ったときは、まず「迷惑出たらやめて」とはっきり伝えて下さい。
それでも相手がやめないときは「いつ何をされたか、何を送られたか」きちんと記録を取った上で、警察など相談窓口に相談しましょう。
異常な心理状態にあるネットストーカーに心理的に負けてはいけない
「相手に振り向いて欲しい」「独占したい」したいなどの気持ちは誰にでもありますが、度を過ごした行為は明らかに異常です。
悪質なネットストーカーは、精神医学上も「パラノイド系」や「サイコパス系」などに分類される、異常な気質を持っていることも大いに考えられます。
過去、とんでもない被害にあった例も報道されています。
自分の身を守るため、しつこいネットストーカーには、毅然と対応して、改善が見られないときは、すぐに警察署に相談に行きましょう。
警視庁総合相談センター 相談内容に応じて相談窓口等を案内してくれます。
電話:#9110 又は 電話:03-3501-0110(代表) 危険が迫っているときは緊急ダイヤル「110番」
ネットストーカーの被害が増大し被害はより深刻になっています。しかしストーカー規制法など法整備や対策も進み社会の目も厳しく…