それを「アカウント連携」といいます。信頼できるサービスなら構いませんが、少し注意してください。
ワンクリックで連携できる便利さの裏に少しリスクも潜んでいます。
FacebookやTwitter、LINEといったSNSのアカウントや、Google ID、Yahoo! IDなど有名オンラインサービスのIDを別のサービスやアプリと連携させて、一部の情報を共有して、お互いのサービスを相互利用することを「アカウント連携」といいます。
連携させたサービスやアプリ間では、いちいちIDとパスワードを入力しなくても、承認された情報がそのまま提供され、スムーズに使うことができます。
たとえば、以下のような新規会員登録の際に、いちいち自分のメールアドレスやパスワードを入れる代わりに、すでに入会しているGoogleやFacebookのアカウントを指定するだけで、新規入会できるサービスが多いです。
これも「アカウント連携」のひとつで、指定したSNSより
「氏名」「メールアドレス」など、ログインに必要な情報
が相手サービスに送られているわけです。
便利だが、悪用されることもある「アカウント連携」
ところが、この機能を悪用して、連携させることで、いろいろな個人情報や権限を搾取しようとする不正サービスやアプリがあります。
ただし「アカウント連携」は、必ず「提供される情報や権限について確認され、ユーザーが同意しないと連携はされない」ため、必ずしも不正と決めされることができないところに難しさがあります。
上の例の新規入会はわかりやすい例ですが、もっと難しいが危険度の高い例が、SNSを使っている時にあります。
宣伝で
- 「あなたの○○を診断します」「あなたの相性は?」などの診断・鑑定サービス
- 興味を引く話題で「続きはこちら」と誘導
などの手法でアカウント連携に誘導しようとする例が多数あります。
良く友達から「私の○○は△△です」とか書かれた楽しそうなメッセージが回ってきますが、これらに承諾すると、
- あなたのプライベート情報
- 友達リスト
も相手側に提供されて、その結果友達にも同様のDMを勝手に送られることになります。
気楽にやっている方もおいでですが、あまり良いこととは思いません。
アカウント連携するときの注意点は?
アカウント連携の際には必ず「○○にアカウントへのアクセスを許可しますか?」といった警告が出ます。
ここで安易に「OK」を押さないで、少しだけ「サービスの必要性」や「このサービスにこんな情報知らせる必要があるの?」と考えるようにしましょう。
「納得いかないな」と思ったらやめた方が良いです。
詳しくは下記のSNSのヘルプをご覧下さい。
アカウント連携を、LINでは「連動アプリ」、Twitterは「サードパーティーアプリ」、Facebookは「Facebookに追加したアプリやゲーム」と説明しています、
■Twitterのヘルプ
連動アプリについて
■Twitterのヘルプ
サードパーティーアプリとログインセッションについて
■Facebookのヘルプ
Facebookのヘルプ「Facebookに追加したアプリやゲームを削除するにはどうすればいいですか」
ネットストーカーの被害が増えていますが、背後にはネット上の情報を集めてパズルのように組み合わせるモザイクアプローチによっ…