クレジッカードのサイバー犯罪は、あなたがだまされないで明細をしっかり見ていれば心配ありません。
カードユーザーの意識不足が目立っています
三井住友銀行の調査によると、驚くべきことにクレジットカード被害にあった方の約6割弱は「被害にあった原因すら分かっていない」そうです。
原因も分からず、後から気がついて泣き寝入りしている方が予想以上に多いのですね。
4割強の「原因が分かっている」方のうち、5割の方は、被害に自分では気がつかず、カード会社からの連絡で気がついたそうです。
今は郵送で明細を送ってこないカードも増えてきたためか「利用明細の確認で気がついた方」は約3割、「口座から引き落とされた時」が13.6%もありました。
カードの使用状況は、カード会社のホームページのマイページなどでいつでも確認できますが、明細すら確認していないのでは、ユーザーの意識不足は明らかです。
被害の原因は「ユーザーがだまされたが7割」
次に不正使用された原因です。
1位は、なんと「フィッシング詐欺」で23%もありました。
つまり、被害者は詐欺メールかSMSなどにだまされて、知らないうちにカード番号やパスワードを盗まれて、不正使用されていたことになります。
次の原因は「なりすましの不正使用」が20%。
これは何らかの方法で犯人が入手した、流出したカード番号を使われてしまったわけで、ユーザーとしては防ぎようがありません。
続いて通販などでだまされた「ネットショッピング詐欺」が19%、「カードの盗難、紛失」が15.4%、「ネット業者がカード情報漏洩」が12.3%と続きます。
全体で見ると、昔からあった「盗難被害は」わずか15.4%で、残りの85%がサイバー犯罪で、そのうち7割は「ユーザーがだまされた」ことが原因です。
カードの被害は補償されるため、使い方を誤らなければ安心です
しかし、幸いなことにクレジットカードは保障制度が確立しているのため、被害の83.6%は補償されました。
16.4%の補償を受けていない理由とは?
「警察に被害届を出していなかった」 37.8%
「気がつくのが遅れて保障期間に間に合わなかった」 30.5%
「カードの裏に署名していなかった」 13.4%
でした。
ここでも、ユーザーの意識不足が目立ちます。
被害にあっても、ルールに沿って使用し、被害を見つけて対応さえすれば、ちゃんと保障されるクレジットカードは、新しい決済に比べても、明らかに安心です。
ユーザーとして不正使用にあわないためには、
- 「フィッシングや偽サイトなどの詐欺に引っかからない」
- 「利用明細はネットの会員ページで定期的に確認」
をきちんとしておけば、充実した保障を考えると、何ら心配はありません。
あと、「カード裏のご自身のサイン」はくれぐれもお忘れないよう!
銀行も今ではオンライン銀行の方が安全です。
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