各IT会社は懸賞金まで払ってアップデートを作ってます。それぐらい大切です。
どの会社も報奨金を出して、広く欠陥の情報を探してもらっています
Windowsもスマホのアプリも、しばしばアップデートがありますね。
本当に面倒でうっとうしい限りですが、やはりアップデートは本当に大切です。
アプリやソフトウェアは膨大なプログラムから作られていますが、プログラムを作るのは人間です。
どんなに注意しても、不具合が出てしまいますし、今のように膨大な数のユーザーに使われていると、「こっちの組み合わせでは問題ないけど、あっちで使うとトラブルが起きる」というような、相性や整合性の問題も多発します。
さらに、もっと怖いのは、不具合だけでなく、ハッカーに狙われるような欠陥(ぜい弱性)も隠れていることです。
ソフトやアプリが複雑化し、全世界のいろいろな環境で使われるようになると、とても開発している会社だけでは隠れたぜい弱性があぶり出せません。
そこでGoogleもAppleもマイクロソフトも、大手のソフト・アプリ会社はどこも
「ぜい弱性を見つけた人に報奨金を出す」
制度を作って、広く応募を呼びかけています。
報償金額は「発見された脆弱性のリスク度」や「報告の精度」によって決められますが、発見者には500ドルから2万ドル、それ以上もの賞金が贈呈されるようです。
Googleは20億以上も報奨金を支払って欠陥をさがしています。すぐに対応しましょう。
ちなみにGoogleの報奨金制度は2010年から始まってますが、累計では既に20億円以上の報奨金が支払われているそうです。
また全世界で、コロナのおかげで仕事を失った人が多くいますが、これをきっかけに会社を辞めて、独立した「ぜい弱性をみつけるプロ=賞金稼ぎ」として活動をはじめた人が多いそうです。
事実、ぜい弱性の発見数はうなぎ登りで、アップデートの数も多くなっています。
「現在の賞金稼ぎ」は、まさに技術力で勝負ですね。
またここまでして、欠陥やぜい弱性を探し出しているのは、それだけ危険なのでユーザーにいち早く対応してもらいたいからです。
アップデートの通知が来たら、ぜひともすぐに対応して下さい。