それを「ショルダーハック」と言います。いろいろなトラブルの原因ですので気をつけましょう
ショルダーハックはサイバー犯罪の基本!?
「ショルダーハック」とは、「他人の情報を肩越しにのぞく」ことから、他人の情報を盗み見て盗取することの総称として使われています。
ITもネットも関係ない、昔ながらの方法ですが、実は「情報流出のきっかけとなるかなりの部分がショルダーハックが原因」という調査もあります。
皆さんも電車の中でお隣の人のスマホの画面が見えてしまうことは良くあると思います。
また街中のカフェでパソコン操作に熱中している人の画面はイヤでも目に入ってしまいます。
昨今はスマホのカメラの性能が上がっている上、シャッター音を消して撮影できる方法もあります。知らないうちに撮影され「ショルダーハック」で大切な情報の流出も大いにあり得るのです。
コロナ騒動でテレワークが推奨されて、会社以外で仕事をする機会も多いと思いますが、外で作業の際はあらためて十分にお気をつけ下さい。
人の隙を見て機密情報を盗み取るショルダーハックこそ実はもっとも多くの被害を生み出しているサイバー犯罪です。ショルダーハッ…
サイバー犯罪の大部分は人の不注意から、、
サイバー犯罪というと、「凄腕のハッカーがすごい技術でシステムに侵入、、」とか想像すると思いますが、実は
「盗み見する」「だまして聞き出す」
といった、人の不注意の隙をねらった手口がもっとも被害が多いのです。
このような「技術やテクニック抜きで、人の甘さをついた攻撃」をソーシャルエンジニアリングといいます。
2019年7月16日、オバマ前大統領やビル・ゲイツ氏など世界的な有名人の公式アカウントが乗っ取られ、偽Twitterメッ…
まずは「スマホロック」をきちんとしましょう
盗み見されてもっとも怖いのは、スマホロックの解除方法です。
特にスマートホンのロック解除に「画面の点をなぞった形で解除する=パターン認証」をお使いの方。
パターンは誰でも一目で容易に覚えられてしまいます。あなたの隣りにスマホの窃取を狙ったスリ犯がいないとは限りません。
《ショルダーハックを防ぐ方法》
- 信頼性の低いスマホのパターン認証は使用せず、「指紋/顔」といった信頼できる生体認証を使う。
※生体認証未対応の古い機種はそろそろ交換を検討しましょう - カフェなど作業する位置選びに注意する。
- 画面ロック解除のコードを入れる際は、十分に周囲を注意する。
- 離席する際はパソコンやスマホの画面を必ずロックする習慣をつける。
- パソコンにID、パスワードといった重要情報を張らない。
- パソコンのデスクトップ画面にに重要情報を置かない。
などが大切ですね。