これこそApple社の良識の表れです。自分の提供している情報を見直すきっかけにしましょう。
Apple社は他社に先駆けて全面的に「個人情報保護」に舵を切りました
今日の話題はiPhoneです。
Android使用の方にも関係しますのでお許しください。
iPhoneを使っていると、しょっちゅう次のような画面が出てくるのに気がつきます。
急いでいるときなんか「面倒だ、うっとうしい」と思ってしまいますね。
Appleは2019年10月にiOS13にバージョンアップしてから、アプリがユーザーの個人情報を使う基準を厳しくして
ときどき「位置情報使用について自動的に通知する」ことにしました。
AndroidもiPhoneもスマホはすべて「ユーザーがどこにいて何しているかの情報」を常時取得しています。
位置以外にもいろいろな情報が取得されて、これこそがAppleやGoogle、またアプリを提供しているメーカーにとって利益のもとになっています。
逆にユーザーも「無料でサービスが使える代償」として「利用状況を提供している」とも言えます。
もちろん提供情報は「匿名化されていて直接個人情報には当たらない」というのがメーカー側の見解ですが、それでも個人の行動を把握されているのは確かなので
「取得するときは慎重に対応すべき」
と言う意見が、欧米では次第に大きくなっています。
Appleがしつこいほど通知するようになったのもその表れでしょう。
うっとうしいとかおもわずに、「ははあ、このアプリが私の情報をこんなことに使っているんだな」と再認識する機械と、ありがたく思って下さい(^0^)。
「許可するか?」聴かれたら、こう答えましょう
通知される情報は以下のようなものになります。
- ユーザーの位置を取得追跡するアプリについては定期的に通知される
- アプリによる現在位置の確認を「1回だけ」「使用中だけ」にも限定できる
- Bluetoothにアクセスしようとするアプリを選択できる
1.と2.についてはアプリの性質や提供元の信頼度から判断すればよいと思います
上の通知はラジオを視聴するアプリ「radiko」のものですが、ラジオを聴いてない時も継続して位置情報を取得していることが分かります。
radikoも無料で提供されていますが、ユーザーの位置情報と試聴記録を掛け合わせて「このような番組を視聴するユーザーの行動」などとまとめて、広告に使っているのでしょう。
「自分に合った番組を教えてくれるのは便利そうだし、提供してもいいや」と思う方は
「常に提供する」を選べば良いし
「聞いてない時に提供するのは気持ちが悪い」と思えば「使用中のみ許可」に変更すれば良いです。
3.については「無断でつながれないように、相手を確認してから許可」してください。
自分のワイヤレスイヤホンなら良いですが、街中のお店でもユーザーの動きをBluetoothから取得しようとすることはしばしばあります。
上記のようなプライバシー設定は今までもできたのですが、ユーザーが自発的に設定する必要がありました。
それが自動的に通知されるというのは少し面倒ではありますが、ユーザー側からすると大きな進歩だと言えます。
Androidはどうなの?
Androidスマホは現状ではアプリを使い始めるときに同様の確認が入ります。
しかし明らかに不十分で、Androidの弱点になっています。
おそらく近い将来iOSと同種の配慮機能が提供されるはずです。
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