接触確認アプリCOCOAはバッテリーが減りそうだし不具合が多くてインストールが不安です

政府の「接触確認アプリCOCOA」はプライバシー重視で電池は減りません。今後に備えすぐにインストールしましょう!

インストールして悪いことは何もない。効果的なアプリです。

厚生労働省が作成し2020年6月より配布しているた「新型コロナウイルス接触確認アプリ~COCOA( COVID-19 Contact-Confirming Application)

「不具合がある」「再起動が必要など、マスコミで散々叩かれてしまいました。」

このアプリは「一般社団法人コード・フォー・ジャパン」という志と技術力を持った団体の有志達が、2020年3月下旬から開発を進め完成間近だったものを、政府が引き継いだものですが、その後の開発と運営の委託方法に問題があり、不具合が出てしまいました。

しかしアプリの機能自体は有効ですし、2600万件ダウンロードされ、すでに12000件の陽性通知がされて、確実に感染を減らしています。

COCOAのプライバシー保護は万全です

中国や韓国、シンガポールで「いつ、どこで接触したか」まで警告され、検査も強制されるような、「プライバシー保護の観点からは?」なアプリが配布されていました。

これらは各国独自のもので、今回発表のCOCOAとは全く趣旨も動作も異なります。

日本の「接触確認アプリCOCOA」のベースとなった技術はGoogleとAppleが共同して開発した「プライバシーを重視し政府が情報収集できないようにした接触確認機能」を活用して、賛同する各国の政府機関が配布するものです。

すでにドイツやイギリスでこの技術を使って開発されていますが、同じ仕組みを使っても、「画面のデザイン」「サービスの流れ」「取得する情報」は各国ごとに異なり、互換性はありません。

日本のアプリでは、同じアプリを持った人同士が「15分以上、1m以内の距離にいた場合」のみ匿名で記録され、14日間保存されて、過ぎると削除されます。さらに

  1. 感染した人が自らこのアプリを操作して保健当局に感染を報告する。
  2. 報告を受けた保健当局は「通知コード」発行する。
  3. 感染した人はアプリ画面に「通知コード」を登録する。

と、相手先のアプリに「濃厚接触があったことと日付」だけが通知されます。

感染者が特定できる時間や場所は一切知らされませんし、保健当局からの「通知コード」が必要ですから、いたずらもできません

つまり「自ら感染を報告してくれたどこかの誰かと濃厚接触があった可能性だけ知らせてくれるだけ」で、リアルタイムで「危険だよ」と通知したり「あなたが感染しました」と警告してくれるアプリではありません。

通知を受けた時も、あくまで自分自身で濃厚接触の事実を判断し、「危ない」と思ったら、記載されている案内にしたがって、自分で検査する行動を起こす必要があります。

COCOAは、世界各国のものよりいっそう厳密にプライバシー保護に注意して作られていて「こんなので大丈夫か?感染対策のためにはもっと情報を知らせるべきでないか」と思うほどです。

それだけに各個人が意識して、多くの人が正しく使用しないとあまり効果は出ないと思います

COCOAはバッテリーは減りません

常時Bluetoothを使う仕様のため「パッテリーが減ってしまうのでは?」との心配があります。

しかしBluetoothといってもワイヤレスイヤホンの接続などに使う通常の方式では無く、「Bluetooth LE(Low Energy)」という極めて消費電力の低い通信方式ですから、ほとんど悪影響はありません。

 

不具合は、早期に改修されますから、ぜひ早期にインストールして、ご自身だけでなく周囲の方の健康と生活を守りましょう。