心配はありませんが、表示が出でくる背景をしっかり理解しましょう。
iOS14.5の最も大切な変更ポイントです。
4月27日からiPhoneやiPad用に配布がはじまったiOS14.5では、プライバシーについての大きな変更点があります。
時々下のようなホップアップ表示が出て、「Appにアクティビティの追跡を許可するか?/しないか?」尋ねられるようになります。
この表示の意味は
「このアプリがアプリ上やスマホの中で集めたデータを、アプリ制作者以外の第三者に提供しても良いですか?」
と許可を求めてきているのです。
このポップアップはAppleが「ユーザーの無頼バシー保護強化」のためとして、iOS14.5から全てのアプリ制作者に表示を義務づけました。
アプリ制作者がアプリの動作のためにスマホの中の情報を利用するのは当然ですが、実はそれ以外にあなたのスマホから得た情報を、外部の第三者に提供しています。
利用目的は、主に「ユーザー個人の興味にあった広告を打つ」ためです。
スマホで検索した結果に使い広告が出でくる、ほとんどの理由はこれです。
もちろん情報は匿名にされて、特定の個人に結びつかないようにはされていますが、あなたのデータは外部の第三者によって分析されていろいろな用途に使われます。
「悪」とは言えませんし、便利なこともありますが、「そんなの不愉快でイヤだ」と思うのも当然です。
そんな場合は、「○○が他社のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティを追跡することを許可しますか?」を「Appにトラッキングしないように要求」を選択して下さい。
「Appにトラッキングしないように要求」を許可しないと何か問題があるのか?
「不許可」でも何の問題もありません。
Appleはアプリ制作者に「不許可」だからと言って、アプリの機能に制限をつけることを禁止しています。
また無理に「許可」を求めたり、だまして「許可」させることも禁止しています。
ただ「不許可」だと、広告や情報提供が関係ないものが増えるといったことはあると思います。
神経質に考える必要はなく、信頼できるアプリの場合は「許可」で構わないと思いますが、無名のアプリや信頼できないアプリの場合は「不許可」にすれば良いと思います。
詳しくは当社公式ブログをご参照ください。
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